SYRO(シロ)は、スポーツ用シューズのフィッティングとチューンナップのプロショップです。「脚~足~インソール~靴」をひとつのシステムとして捉え、要求される運動においてベストな状態で機能するように、インソールだけではなく、可能であれば靴そのものから加工して、最適なアラインメント・ポジショニングの実現を目指します。(参考イメージ)


ボウリングって、つまり何が大事?
 
・狙ったところにボウルを転がすコントロール性
・同じことを何度もできる再現性
・長時間投げていても疲れない身体
・コンディションに合わせた道具のチョイス
・微妙な変化に即座に対応できる柔軟性
・平常心や緊張をコントロールするメンタル
 
 
などなどいろいろあります。心・技・体・道具・戦術というファイブファクターで考えると、より明確になるでしょう。このどれが欠けていても、強いプレーヤーにはなれません。運・不運の要素も多分にしてあるボウリングですが、それでもコンスタントにハイレベルなポジションにい続けるためには、この5つの要素すべてをある程度高い次元で実現できていなければなりません。
 
近年、ダブルハンドも増えてはきましたが、6キロとか7キロもある重たいボウルを一般的には片手で持ち、勢いをつけるためにステップし、ボウルを腰や肩、人によっては頭より高い位置から振り下ろし、片足で踏ん張りながら、ボウルを前方へ転がします。しかも、リリースの直前にはボウルに回転をかける動きまで行います。運動要素としては実に複雑で、高度な能力が求められます。
 
その運動の土台となるのは、そう、「足」です。
ボウルを持つ手、 手の動きを支える腕、 腕を支える肩・体幹、 それら上半身と下半身の動きをつなぐ股関節周り及び臀部、 上半身が乗っかった状態で片足で膝を曲げ伸ばしする脚、 といった具合にボウルを持って投球するまでには様々な「支え」があり、最終的にすべての支えを担っている土台が「足」ということになります。つまり、ボウルを持つ手の支えも元をたどれば足なんだと考えると、靴を含めた「足元」の調整がとても大事であることがよく理解できると思います。
 
つまり、「ボウリングは足で投げる」
…と、私は解釈しています。